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    夢の中

    蔵之助「俺達の家。俺達・・・。日本人のダルビッシュがメジャーを騒がす時代。
        人類が宇宙に行く時代。
         
        背伸びして行った新婚旅行のヨーロッパ。手入れされた芝生。
        年月を重ねた味のある無垢材。
        何で日本の住宅は、30年で建替えなきゃいけないのだろうか、
        30年のローンと同時に終わる家の価値。
         
        隼人・里美へ残せる家を造りたい。それが主たる俺の・・・


        でも書斎が欲しい!畳3枚分のスペースで良い!



        千鶴!!!  



        ZZZ・・・ZZZ・・・  


        フガッ・・・

        ウッ?!    
         
        夢かぁ?! 

        ふぅーこの前千鶴と話し合った後から、住宅雑誌や建っている家を
        気になって見ている。
        俺の頭の大半を埋め尽くしている。
        俺達の夢。それを形にするのが家造り。

        暫らく夢の中も家造り一色か・・・

         




        幸せそうに寝息を立てて眠る千鶴が恨めしい


    20:36 | 男前連載小説「森家の場合」 | comments (0) | edit | page top↑

    俺達の家??

    蔵之介「俺はゆっくりとできる書斎が欲しい
        お風呂から庭が見えてもいいなぁ
        テレビ台は造作でオリジナル
        あとは・・・」

    千鶴 「私はお洒落なキッチン!もちろんIHで食洗機付けて御揃いの収納!
        傍には食品庫も欲しいし、生ごみとかはすぐに外に出したいな。
        それにキッチンの傍に家事コーナーがあってできれば
        インターネット見ながら料理がしたい!
        雨の日に洗濯物が干せるようなサンテラス。室内物干しもいいなぁ・・
        それに友達が来た時にゆっくりとお茶ができるダイニング!
        もちろんゴチャゴチャしたものは隠せるように近くに収納!
        あとあと靴たくさん片付けれて
        コートとかも掛けておけるシューズクローク!」

    蔵之介「そんなにあるのか!」

    千鶴 「あとあとやっぱり畳コーナーとかも憧れるなぁ
        なんて言ったけ四角い縁のない畳。あれいいよね。
        それにお庭には花壇を作って、家庭菜園したいなぁ
        ウッドデッキもいいよね。日曜に休みには皆でバーベキューしたりしたいな
        あとあと・・・」

    蔵之介(俺の要望通るかな・・・。というかもっと俺も住みたい家を考えないと!)

    千鶴 「・・・・ねぇ。聞いてる!!?」
        
    蔵之介「あっ!あぁもちろん聞いてるよ」

    千鶴 「ふーん。あ!そうそう、あとは・・・・・・・
        それに・・・・
        ・・・・・これもいいよね
        これは友達の家にあったんだけど・・・・」


    蔵之介は自分の家が本当に作っていけるのか心配になった。
    こんなに千鶴が家の事を考えているとは思わなかった。
    千鶴と同じぐらい考えて

    「俺達の家!」

    って叫べる様に考えようと決意した。

    千鶴「これもいいでしょ!・・・」

    千鶴の夢語りはこのあと1時間以上続いた・・・
    19:05 | 男前連載小説「森家の場合」 | comments (0) | edit | page top↑

    思惑

    お好み焼きを食べ、満足した蔵乃介一家は、その日妻千鶴と話し始めた。

    蔵乃介「そういえば先輩に聞いたんだが家の間取りも建築会社によっては、あらかじめ規格化された間取りとかしか出来ない会社があったり、自分たちの要望が汲み取ってもらえにくい会社があるそうなんだ。」

    千鶴「そりゃあやっぱり自分たちの要望を叶えたいわ・・・」

    蔵乃介「その要望なんだが、ある程度自分たちでまとめてみる必要がある。」

    千鶴「広いキッチンが欲しいとか、大きなベランダが欲しいとか?」

    蔵乃介「そんな感じだ。要望を具体的に書き出してみれば、イメージを整理しやすいだろ。そしたら展示場にたいなとこへ行っても自分たちのイメージに近い会社と話もできる。」

    千鶴「そうね。やってきましょう。」

    その日子供たちを寝かせた夫婦は、二人で家造りに関する要望をまとめてみた。





    ああ読者諸君。果たして二人はどんな要望を打ち出したのでしょう。

    そして・・・この世紀のテーマである「男の家造り」に蔵乃介は、今後妻や子供たちとどう向き合っていくのでしょう・・・

    千鶴が言った「そりゃあやっぱり自分たちの要望を叶えたいわ・・・」という深い台詞に、蔵乃介は妻の願望を超越してゆけるのでしょうか。


    実に今後の展開が楽しみじゃありませんか。


    09:46 | 男前連載小説「森家の場合」 | comments (0) | edit | page top↑

    再始動!!!

    「zzz・・・zzz・・・グガァ」


    蔵之介「はっ!?」

    久しぶりの冬の陽気にウトウトしてしまったようだ。


    先程見たモデルハウスで貰った風船を持って走り回っている子供たちを招集。
    あと2~3件見て回るか。


    千鶴 「大丈夫?だいぶ疲れてるんじゃない?」

    蔵之介「よし!行くぞ!」





    「~ポンポコー」

    結局あの後、3件見て回った。
    疲れ果てた、千鶴は夕飯の支度を放棄した・・・
    致し方ないか・・・

    夕飯は、子供たちも好きなお好み焼きに行くことになった。
    胃袋を刺激するソースの香りと元気な店員さんと子供たちの声。

    お好み焼きの立ち昇る湯気

    頭の中に立ちこもったイメージを
    俺なりに形にしてみるか。
    前に先輩が言っていたな、あの土地だと1・2階で54坪位が建てられる限界だと。
    今日見て回ったモデルハウスは、50~60坪位だったが広すぎるな。
    車を止めるスペースを考えたらやはり40坪未満か。

    蔵之介「・・・!?」

         「コラー焦げてるぞーーー食べろ!」




    そろそろ・・・ペースアップするか!





    20:10 | 男前連載小説「森家の場合」 | comments (0) | edit | page top↑

    展示場へ

    その日、蔵之介一家は住宅展示場にいた。

    千鶴 「わぁ。あの家素敵。」

    目の前には、高級住宅街のようなモデルハウスが軒を連ねている。展示場に来るのは二度目だが相変わらず、妻も子供たちも楽しそうだ。

    蔵之介 「そういえば先輩がハウスメーカーは高いって言ってたけなぁ・・・」

    思い返しているうちに、妻が足を止め一軒のモデルハウスに向き合っていた。

    千鶴 「ねぇ あなた。ここ素敵じゃない ! ナチュラルな洋風って感じで。」

    蔵之介 「そうかなぁ・・・俺は和風な感じが好きなんだけど・・・」

    千鶴 「いいから入ってみましょ」

    千鶴のペースに引き込まれ、俺と子供たちは玄関へ入った。

    「いらっしゃいませ。」

    若く爽やかな営業マンが挨拶をしてくれた。

     「当社の展示場は初めてでらっしゃいますか?」

    蔵之介 「あ、はい。」

    営 「有難うございます。それではこちらのアンケート用紙にご記名のほうお願い致します。」

    蔵之介 「あ、はい。」   サラ~サラ~サラ

    書き終える蔵之介家族を営業マンは静かに待ち、説明を始めた。

    建物の構造のこと、キッチンなどの設備のことなど話してくれた。
    ただ・・・話が長かった・・・ 覚えきれないよ・・・

    先輩の言葉が頭をよぎる。 「ハウスメーカーの展示場はなぁ。競争相手の会社がいっぱい在るとこだから、たまに「自分はっ!」って気合入りすぎの営業マンがおるんよ。」



    しばらくして、やや疲れた表情の一家はモデルハウスを出て一休みした。

    千鶴 「ねぇ あなた。私達まだどこで建ててもらうか決まってないわけだから、こういう展示場では、「この家のこの辺が好き」ってぐらいに勉強するので充分じゃないかしら。ほら内観とか外観とかの雰囲気とか見てさ。担当の人のペースには惑わされないようにして。」

    蔵之介 「そうだな。住宅雑誌だけじゃ分からん部分もあるし、モデルハウスだと自分達の好きな色とか立体感が分かるしな。その程度の気構えなら、気楽に見れるな。」


    妻の妙案のように思えたのだが・・・。


    続く


    18:04 | 男前連載小説「森家の場合」 | comments (0) | edit | page top↑
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